小児歯科

小児歯科で治療を受ける意味とは?

小児歯科では乳歯の虫歯を治療しています。永久歯に生え変わるから、少しくらい問題ないと思う親御さまもいらっしゃるかもしれません。

しかし、乳歯もしっかり治療することをおすすめします。

その理由は以下の3つ。

  • 乳歯は永久歯に比べて虫歯の進行が早い
  • 早期発見・治療することで回復も早い
  • 放置すると永久歯の生え方に影響する可能性がある

乳歯は虫歯になりやすいもの。そのままにしておくと歯の根が膿んだり、歯が溶けたりして、永久歯にも影響するリスクがあります。 将来の歯を守るためにも、小児歯科で治療をおこないましょう。

▼幼児の虫歯と予防のためのコラム▼

>>幼児の虫歯は治療すべき?虫歯予防のためにするべきことは?

小児歯科での虫歯予防のとりくみ

小児歯科では、お子様の虫歯を予防するための取り組みもおこなっています。

フッ素塗布

フッ素塗布とは、歯磨き粉に含まれているよりもかなり高濃度なフッ素を使って、歯を強くする予防処置です。
フッ素塗布をすることで、再石灰化を促進し虫歯予防に繋がります。さらに、歯質を強化する効果も見込めます。特に、幼児の生えたての乳歯は柔らかく溶けやすいもの。虫歯になりやすく、進行も通常より早いのが特徴です。前歯が生え始めた頃からフッ素塗布をして、歯を守ってあげましょう。
効果を持続させるためには1シーズンに1回くらいのペースで継続して塗布することをおすすめします。

▼フッ素塗布の方法や安全性をさらに詳しく解説▼

>>【生え変わりの時期のお子様に】フッ素塗布の効果と安全性を徹底解説

シーラント

シーラントは虫歯の予防治療です。奥歯の溝の部分を、レジンを始めとしたプラスチック樹脂で埋めることで、奥歯の溝に汚れが付着するのを防ぎます。

奥歯は歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすい場所。埋めてしまうことでそもそも汚れが溜まりにくくなり、虫歯を防ぎます。

また、シーラントにはフッ素が含まれており、副次的に歯質の表面を強化する効果も見込めます。
治療をする場所は、主に生えて間もない6歳臼歯や乳歯の奥歯です。生えたばかりの歯は表面が未成熟で弱いため、永久歯の生え変わりの時期におこないます。

永久歯は唾液中のカルシウムなどを吸収して徐々に強くなっていくもの。その過程で虫歯にならないようにシーラントを施します。

▼シーラント治療の流れや虫歯予防になる理由のコラム▼

>>シーラントって何?治療の内容や虫歯予防になる理由を解説

ブラッシング指導

小児歯科では、年齢に応じたブラッシング指導を行っています。 ご自身では正しく磨けているつもりでも、やはり自己流のブラッシングになってしまっているケースは多いです。

実際に「歯垢の染め出し検査」をおこなうと、多くの方に磨き残しがあります。
お子様の歯磨きを習慣化するためにも、適切なブラッシング方法を指導しております。
まだ乳歯が生えそったばかりのお子さまに関しては、親御さまの仕上げ磨きが重要です。そのため、お子さま、親御さまどちらにも磨き方を教えております。

大人の歯と入り交ざった混合歯列期になってくると、お子さま自身の歯磨きの重要性が増します。そのため、ブラッシングもそれに合わせた指導に切り替えております。

歯並びは一人ひとり異なるので、患者様のお口の状態に合わせた方法を提案いたします。

▼お子様のブラッシング指導に関するコラム▼

>>正しい歯磨きを身に付けよう!小児歯科のブラッシング指導

▼おうちでお子様の歯磨きをするときのコツを紹介▼

>>【幼児向け】歯磨きのコツは?嫌がる子どもを歯磨き好きにするポイントも紹介

小児歯科での検診の目安

お口の健康を守るために、お子様のうちから検診をうけましょう。

定期検診により、歯の異常をはやく発見できる可能性が高まります。また、痛みを伴う前に歯医者に来ることで、恐怖感や苦手意識をなくしやすくなるのもメリットです。

ワンシーズンに1回のペースで受診いただくのがおすすめですが、特に大切なのは以下のタイミングです。

乳歯が生えそろった1歳半〜3歳ごろ

1歳半〜3歳ごろは、乳歯にフッ素塗布をして歯を守ったり、ブラッシングの仕方を指導したりできる時期です。このタイミングに正しいブラッシングの仕方を習得しておくことで、虫歯リスクを低くする可能性があります。

また、仕上げ磨きをしてあげるために親御様にも正しい歯磨きの方法をお伝えしています。

永久歯が生え始める6歳ごろ

この時期は永久歯の生え変わり始め。 永久歯は乳歯よりも大きいため、歯の隙間が狭くなります。そのためブラッシングがしにくくなり、歯垢などの汚れが歯の中にたまりやすい状態に。 生え始めの永久歯は乳歯と同じくらい虫歯になりやすいため、定期的な検診をおすすめします。

▼それぞれの時期でおこなう治療内容を詳しく紹介▼

>>【虫歯予防に】いつから子どもを歯医者に連れて行けばいい?歯科医院での虫歯対策とは

小児矯正治療について

小児矯正は、永久歯が生え揃う前におこなう「第一期矯正」と、永久歯が揃った後に仕上げる「第二期矯正」に分かれます。

第一期矯正では、顎の骨格が正しく成長するよう促し、悪い方向の成長を防ぐことが目的です。第二期矯正では、永久歯の歯並びを整えていきます。

当院では、床矯正・ヘッドギア・上顎前方牽引装置・リンガルアーチ・MFT(筋機能療法)などの装置を用い、成長段階に合わせた治療を提供しています。

床矯正

床矯正

床矯正は、取り外し可能な装置を用いて顎の幅を広げる治療法です。成長期のお子さまの顎の発育を活かして、歯が並ぶためのスペースを確保できる点が特徴です。

顎の成長を正しく誘導できれば、将来的に歯を抜かずに矯正できる可能性が高まります。一方で、決められた装着時間を守らないと十分な効果が得られにくいため、本人とご家族の協力が重要です。主な適応時期は、乳歯列期から混合歯列期となります。

ヘッドギア

ヘッドギア

ヘッドギアは、頭や首を固定源としてゴムの力を利用し、上顎を後方へ引っ張る矯正装置です。主に出っ歯(上顎前突)の改善を目的として使用され、上顎の成長をコントロールする役割があります。

効果を得るためには、1日あたり一定時間の装着が必要で、目安として10〜12時間程度の使用が推奨されます。成長期に適切に使用することで、骨格的なバランスの改善が期待できます。

上顎前方牽引装置

上顎前方牽引装置

上顎前方牽引装置は、受け口(反対咬合)の改善や、上顎の成長を正しい方向へ導くことを目的とした矯正装置です。額と顎先を支点とするマスク状の装置を装着し、ゴムの力で上顎を前方へ牽引します。

成長期の顎骨発育を利用することで、上下顎のバランスを整え、将来的な不正咬合の軽減を目指します。

リンガルアーチ

リンガルアーチ

リンガルアーチは、歯の裏側に固定するワイヤータイプの矯正装置です。主に永久歯が正しく生えてくるためのスペースを確保・維持したり、歯列の安定化を補助する目的で使用されます。

固定式のため装着中は常に力がかかり、取り外し式装置と比べて効率よくスペースの維持ができる点が特徴です。お子さまの成長段階に応じて、他の治療と組み合わせて用いられることもあります。

MFT(筋機能療法)

MFT(筋機能療法)

MFT(筋機能療法)は、舌・唇・頬などの口腔周囲筋の使い方を改善するトレーニングです。舌癖や口呼吸、不正嚥下といった癖の改善に効果があり、歯並びや噛み合わせに悪影響を与える原因へアプローチします。

筋機能を正常化することで、矯正治療後の後戻りを防ぐ役割も担います。装置だけに頼らず、日常的なトレーニングを継続することが重要です。

当院のお子様が通いやすいとりくみ

当院では、お子様が通っていただいやすいように工夫しています。

キッズルームの整備

お子様がおもちゃや絵本で遊びながら楽しくお過ごしいただけるように、キッズルームを整備しています。壁に星や丸の形の穴が開いた、秘密基地のような楽しい空間です。受付から穴の向こうの子どもたちの様子が見えるようになっています。

そのほか、親御さまと一緒に入れる診療室や、おむつ交換台も整備しています。「院内・設備紹介」では、写真付きでより詳しく設備をご覧いただけます。

スマイルキッズクラブ

当院では、お子さんに楽しく通っていただけるよう、入会金100円、年会費無料の「スマイルキッズクラブ」をご用意しております。

ご入会いただくと、診療記録やお口の情報をまとめた「デンタルノート」をプレゼントしています。また、ご来院ごとにコインがもらえ、ガチャガチャが楽しめます。(男の子用と女の子用があります)さらに、ご来院ごとにスタンプカードにスタンプを押しており、10ポイント貯まると、お好きなお味のフッ素ジェルがお選びいただけます。

そのほかにも、来院ごとに無料でフッ素塗布ができるなど、お得な特典がいっぱいです。
子どもの頃から自分の歯を大切にする習慣をつけて、一生健康的なお口を作っていくためにも、ぜひご利用ください。

小児歯科でかみ合わせを整えてしっかり噛める歯に

食べ物が柔らかくなるにつれ、顎をあまり使わなくなって顎が小さくなった結果、歯が並びきらず、歯並びが乱れた子どもが増えているといわれています。

矯正治療をすると、歯並びが美しくなるだけでなく、かみ合わせのバランスがよくなることで、何でもしっかり噛め、はっきり話せるようになります。

お子さまの場合は、歯が生え変わり始める6、7歳頃から矯正を始めるのがおすすめです。顎の骨も成長段階にあるため、発育をうまく促すことで歯の並ぶスペースができやすくなるからです。

将来、歯を抜かなくても歯並びが美しくなる可能性がありますので、当院にお気軽にお問い合わせください。

永久歯の生え変わりの時期から矯正は行えます

永久歯が生えそろう前から矯正はおこなえます。乳歯と永久歯がまざっている時期は、噛み合わせ調整や歯列を拡大するところからスタートします。骨格の成長を正しい状態に誘導し、悪い方向に成長するのを防ぐことで、永久歯が生える土台を作ることができます。 はやいうちに顎のベースを整えれば、抜歯せずに治療できる可能性も出てきます。

詳しい治療内容は「矯正歯科」の診療案内ページもご覧ください。

▼お子様の矯正にかかる期間や器具を紹介するコラム▼

>>【矯正歯科】子どもの矯正にかかる期間は?小児矯正で使う器具も解説

生え変わりに関する疑問もご相談ください

乳歯が抜けたのになかなか永久歯が生えてこないなど、不安があればお気軽にご相談ください。

乳歯が抜けて永久歯が生えるまでには3ヶ月かかると言われています。そのため、すぐに生えてこなくても問題ないケースもありますが、半年以上生えない場合は検査が必要です。

また、乳歯が抜ける前に永久歯が生えた場合、抜歯が必要なこともあります。早めに治療できれば正常な位置に戻しやすいので、ぜひご相談ください。

▼歯科医院で抜歯をしたほうがよい状況を解説▼

>>【自宅でOK】乳歯の痛くない抜き方は?歯科医院で抜歯をした方がいいケースも紹介

▼生え変わりの疑問にさらにお答えするコラム▼

>>【歯が抜けない】乳歯の抜ける順番は?永久歯の生え変わりに関する疑問を解決