インプラントに年齢制限はあるの?高齢で治療する際のリスクも解説

「インプラントをしてみたいけど、自分の年齢でもできるのかな?」と疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。「年齢制限があるなら早いうちに治療したい」と、考えている人も多いですよね。

結論から言うと、20歳以上の方であればインプラント治療を受けることができます。ただし、高齢だとリスクが高くなってしまうので、慎重に治療を進める必要がありますね。

また、年齢以外にもインプラント治療を受けられない状態もいくつかあるので、歯科医院で治療を受けられるかどうか相談する必要があります。

この記事では、インプラント治療を受けたいと考えているあなたが気になる、以下のポイントを解説しています。

  • インプラント治療の年齢制限について
  • 治療を受ける平均年齢
  • 治療を受けられない状態

詳しく解説しますので、参考にしてください。

インプラント治療って年齢制限はあるの?

インプラントは、無くなってしまった歯の代わりに、人工の歯を入れる治療です
歯根の代わりとなるインプラント体を顎の骨に埋め入れて、機能や見た目を回復させます。

保険適用とならず当院の場合、1本あたり約35万円の費用が必要となります。顎の骨の状態や年齢によって治療できないことがあります。

今回はインプラントの年齢制限について詳しく解説します。

インプラントが可能な年齢は20歳から

インプラントが可能な年齢は、20歳からとなります。
20歳頃になると、顎の骨の成長が止まっているので、インプランントを顎の骨に入れても不具合が起きる可能性が低くなります。

顎の骨が成長している時に治療を始めると、インプラント治療後に形が変わってしまうので、歯並びや見た目に影響が出てしまうことも。
治療をできる年齢になるまでは、仮歯や入れ歯などで一時的に補うこともあります。

インプラントの年齢に上限はないが年齢が高い場合は慎重に治療を行う

インプラントができる年齢に上限はありません
しかし、70歳以上の場合は、あごや体がインプラントの手術に耐えられないリスクがあがるので、注意が必要です。

また、手術後に定期検診を受ける必要があるので、通院が可能である方であることが望ましいでしょう。

高年齢の場合、歯科医の指導のもと、慎重にインプラントを進める必要があります。

インプラントを受ける患者の平均年齢は40〜60代

インプラントを希望されるのは、40〜60代の方が多いです。
仕事や子育てが忙しく、歯のケアを後回しにしてしまい、歯に異常が出やすい年代となっています。
生活が少し落ち着いたタイミングで、老後のことを考えて歯のケアに力を入れ始める方が多いですね。

もし、最近忙しくて歯科医院に行けてないなという方がいましたら、早めに歯科医院に行き、歯の状態をチェックしてもらいましょう。
問題があっても早期に発見できれば、治療も楽にすむことが多いですよ。

年齢が高いと発生するインプラント治療の4つのリスク

インプラント治療を始める年齢が高いと、いくつかのリスクがあります。
気をつけるべきは以下の4点。

  1. 細菌感染を起こしやすい
  2. インプラントと骨が結合しにくい
  3. 体力がなく手術を受けられない
  4. 病気になりやすい

詳しく解説します。

【リスク1】細菌感染を起こしやすい

年齢が高いと免疫力が低くなり、細菌感染を起こしやすくなってしまいます。

インプラント治療では、歯茎部分を切断し、顎の骨を削ります。そのため、どうしても治療痕から細菌感染する可能性がつきものです。

年齢が上がるにつれて、そのリスクも高くなってしまいます。

【リスク2】インプラントと骨が結合しにくい

免疫力が下がって傷口の治りが遅いと、インプラント体と骨がしっかり結合しない可能性があります。

骨を削ってインプラント体を入れたあと、しっかり結合しないと歯が安定しません。うまく結合できないと、再手術になってしまう可能性もあります。

【リスク3】体力がなく手術を受けられない

高齢で体力がない状態だと、顎の骨を削る外科手術を受けられない可能性があります。

また、退院後には定期的にメンテナンスする必要もあるので、何度も歯科医院に通えるような健康状態でなければなりません。

【リスク4】病気になりやすい

年齢があがり以下の病気になってしまうと、インプラント治療を受けることができないことがあります。

  • 骨粗鬆症
  • 高血圧症
  • 心臓病
  • 糖尿病

それぞれの病気によるインプラントのリスクは以下のとおりです。

骨粗鬆症
治療薬で使われるビスフォスフォネート系薬剤が、骨の代謝を止めてしまい、手術した顎の骨が治癒しにくくなってしまいます。

高血圧症
血圧が高いので、手術後にめまい、動悸、頭痛、嘔吐などが起こる場合があります。また、インプラント手術後に、抗菌薬や鎮痛薬を処方された場合、高血圧症の薬の効果が下がり、腎臓などに影響が出てしまうこともあります。

心臓病
血液をサラサラにするための薬を内服している場合、手術中に血が止まりにくくなってしまうので手術が受けられないことがあります。また、カテーテルなどの留置をされている場合には外科手術自体にリスクがあります。

糖尿病
体の抵抗力が弱くなるので、細菌感染が起きやすく、抗生物質を術前から飲む必要があります。また、インプラント手術の際に、傷が塞がりにくかったり、血が止まりにくかったりするので注意も必要です。

これらの病気になった場合、主治医と相談しながら慎重にインプラント手術を進める必要があります。

年齢以外でインプラント治療を受けられない6つの状態

年齢以外の要因で、インプラント治療を受けられないことがあります。
受けられない可能性があるのは、以下の6つの状態。

  1. 顎の骨が不足している
  2. 妊娠している
  3. 健康状態が悪い
  4. 持病があり薬を服用している
  5. 歯周病など口の中に異常がある
  6. 喫煙している

それぞれ解説します。

【治療できない状態1】顎の骨が不足している

顎の骨が不足している場合、インプラント手術を受けることができない場合があります。
手術で顎の骨にインプラント体を埋め込むので、土台となる骨の量が足りていないと、うまく治療することができなくなってしまいます。ショートインプラントの使用や骨造成術を行うことで手術が可能になる場合もあります。

【治療できない状態2】妊娠している

妊娠している場合、インプラント治療を受けられない場合があります。
妊娠初期のつわり中や妊娠後期の状態では、上向きで寝転がる状態が身体に良くありません。腹部大動脈を圧迫し、気分が悪くなったり、早産になってしまったりする可能性があります。

【治療できない状態3】健康状態が悪い

外科手術に耐えられないような健康状態だと、インプラント手術を受けることは難しいです。
重篤な全身疾患を患われている場合、インプラント治療はお勧めできません。全身疾患がある場合には必ず歯科医に相談をしてください。

手術は体への負担も大きいので、健康状態が良好になってから、手術を受けるようにしましょう。

【治療できない状態4】持病があり薬を服用している

持病があって薬を服用している場合、インプラント手術を受けられないことがあります。

特に、骨粗鬆症や乳がんの治療薬には、骨の代謝に影響するものがあります。顎の骨に影響がでる場合、インプラント手術は難しいです。

【治療できない状態5】歯周病など口の中に異常がある

歯肉炎など、口の中に異常はある場合は、治療してからインプラントを受けることになります。

インプラント手術を検討する場合、歯科医院で口の中を細かくチェックされます。普段から歯のケアに力を入れていれば、手術開始までの時間も短くなることも多いです。普段から歯のケアはしっかり行うようにしましょう。

【治療できない状態6】喫煙している

タバコを吸っていると、インプラント治療を受けられないことがあります。

ニコチンによって、歯茎や骨に十分な栄養や酸素が行かなくなり、インプラント体と骨との密着を防いでしまう可能性があるのです。さらに、インプラント周辺の傷の治りも遅くなってしまいます。

インプラント治療を受けたいのであれば、計画的な禁煙が必要です。

インプラントの年齢について気になるのであれば歯科医院で相談しましょう

この記事では、インプラント治療に関する以下のポイントを解説しました。

  • インプラント治療の年齢制限について
  • 治療を受ける平均年齢
  • 治療を受けられない状態

年齢制限の上限はないのですが、高齢になってしまうとリスクが高くなってしまいます。インプラントは外科手術になるので、体への負担も大きいです。

もし、インプラント治療を受けたいのであれば、一度歯科医院で相談してみましょう。専門家がどのように治療を進めるべきか相談に乗ってくれますよ。

※コラムをご覧いただいた方からのご連絡が増えており、治療が必要な方のお電話が繋がりにくくなっています。

当院での治療を検討していない患者様による、ご質問だけのお電話はお控えください。

タイトルとURLをコピーしました