子どもの歯並びを整える方法は?小児矯正の時期や内容を解説

子供の歯並びが悪くなってきたかも、もう矯正を始めた方がいいのかな?と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、気になることがあればすぐに歯科医院に相談しましょう。

子どもによって歯の形は異なるので最適な治療法も異なってきます

この記事では子どもの歯について気になる以下のポイントについて詳しく解説。

  • 歯並びが悪いと起こること
  • 悪くなる原因
  • 改善する方法
  • 歯科矯正の種類

最後まで読んで子どもの歯の状態が気になった方は、歯科医院にご相談ください。

歯並びが悪いとどんな影響が出る?

歯並びが悪いと少なからず悪影響があります。

どんな影響が出るか詳しく解説していきます。

歯磨きがしにくく虫歯・歯周病になりやすい

歯並びが悪いと歯磨きがしにくくなります。

その結果、うまく磨けていない部分ができるため、虫歯や歯周病になる可能性が高まります。

虫歯・歯周病の原因は歯垢によるもの。

歯垢は酸素の少ない場所に発生する細菌の塊で、歯と歯茎の隙間に潜んでいます。歯並びが悪いと細かい隙間まで歯ブラシが届きにくくなってしまいます。

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歯ぎしりする可能性が上がる

歯の噛み合わせがうまくいっていないと、歯ぎしりが起こりやすくなると言われています。

歯ぎしりは眠りが浅い時に歯を擦り合わせてたり、強く噛み締めてしまう現象のこと。

無意識下で起こっているので簡単に辞めることはできません。

さらに、歯ぎしりしたときの歯の負担も大きくなる傾向も。

歯並びが悪いと、歯ぎしりで歯が削れやすくなったり、力がかかりすぎて顎関節症になったりするリスクが上がります。

歯並びが悪くなる3つの原因

歯並びが悪くなる原因は以下の3つです。

  1. 幼少期の癖
  2. 姿勢が悪い
  3. 遺伝

遺伝以外は早いうちから改善できそうですね。

詳しく解説していきます。

1.幼少期の指しゃぶりなどの癖

幼少期の指しゃぶりや爪を噛むなどの癖は、歯並びを悪くする原因の一つです。

特に指しゃぶりで長時間口の中に指を入れていると、上の前歯は前に、下の前歯は後ろ側に力が加わり続けます。

力が加わっている状態が長く続くと、前歯の噛み合わせがずれてしまう開咬という状態になってしまうことも。

指しゃぶりの癖がなかなか取れない子供も多いので注意しましょう。

舌の癖や頰杖をつくことも少しずつ噛み合わせが悪くなる原因なので、子供がやっていないかどうか気をつけて見るようにしてくださいね。

2.姿勢が悪い

姿勢が悪いと歯並びに影響が出ます。

普段の姿勢で背骨が曲がっている状態だと顎関節症になりやすく、歯並びにも影響が出ることもあります。

また、寝るときの体勢にも注意が必要です。

寝るときに横向きで寝てしまっていると、同じ方向から力が口元にかかってしまいます。

1日7〜9時間眠っている子どもの場合、1日の3分の1は口元や顎に負担をかけている状態です。。

毎日力を加え続けていくと、少しずつ噛み合わせが悪くなってしまいます。

3.遺伝

遺伝によってもともと歯並びがあまり良くない場合があります。

歯の大きさや骨格、顎の大きさや形は両親に似る場合が多いので、両親と同じように歯並びが悪くなりやすいです。

両親の噛み合わせが悪い場合には歯並びが悪くなる可能性が高いので、早めの段階で歯科医院を受診するようにしましょう。

子供の歯並びをよくする方法

子どもの歯並びを良くする方法を主に2つ。

口のトレーニングと小児矯正です。

子どもの状態に合わせて選ぶ必要があるので詳しく解説します。

口のトレーニング

歯並びに影響する口周りの筋肉を鍛える方法に、口のトレーニングがあります。

「唇の力」「唇の周辺の筋肉の力」「舌の力」「噛む力」などの口の周りの筋肉をトレーニングしていき、正しく機能させていく方法です。

特に舌の位置が悪いと、舌が歯と常に触れてしまい、歯並びに影響する場合があります。

お口のトレーニングで舌の位置を正常にし、正しい使い方を教えることで歯並びが悪くなるのを未然に防ぐ効果が見込めます。。

トレーニングをする時期は永久歯が生えてくる前の3〜6歳。

永久歯になってみないと効果があったかはわからないので、あくまで予防の一環として取り組むのが良いですね。

小児矯正

歯科矯正は顎の位置や骨を器具を使って正しい位置に戻し、噛み合わせや歯並びを綺麗にする治療法です。

矯正装置を使い、歯や顎を正しい位置に少しずつ戻していきます。

永久歯を直す場合は基本的に歯科矯正が必要です。ワイヤーやマウスピースなどの器具を症状に合わせて使用します。

治療期間は1年〜2年程の長期間になります。

▼小児矯正の期間と治療の進め方を詳しく解説▼
>>【矯正歯科】子どもの矯正にかかる期間は?小児矯正で使う器具も解説

小児矯正をする3つのメリット

小児矯正には以下の3つのメリットがあります。

  • 歯並び・噛み合わせを改善できる
  • コンプレックスになるのを防ぐ
  • 歯が長持ちする

1.歯並び噛み合わせを改善できる

小児矯正をすることで、噛み合わせ・歯並びを改善することができます。

歯並びが改善されれば、歯ブラシが歯と歯茎の隙間まで届くようになり、子供のうちから虫歯や歯周病になりにくい環境を作れるでしょう。

咀嚼や発音にも歯並びが影響するので、歯並びを綺麗にすることで苦手な発音を解決できるかもしれません。

2.コンプレックスになるのを防ぐ

小児矯正をすることで、歯並びがコンプレックスになってしまうのを防ぐことができます。

歯並びが悪くて口を開けて笑うのが嫌だと言う人もいるので、子どものうちから矯正しておくと歯並びを気にしなくても良くなりますね。

3.歳をとっても自分の歯で生活できる

小児矯正をすることで老後も自分の歯で生活する確率が上がります。

若いうちは気づきにくいですが、歳を重ねていくと歯ぎしりや噛み合わせの悪さが原因で、顎関節症などの症状が出てきます。毎日歯ぎしりで圧力がかかっている場合には早い段階で歯が抜け落ちてしまうことも。

子供のうちから綺麗に手入れできるので、歯の負担や磨きのこしによる虫歯のリスクが下がり、入れ歯や差し歯になる確率も下がります。

お口が健康な状態を維持できれば医療費も減らせますし、何より自分の歯で違和感なく生活できますよ。

矯正を始める時期は症状によって異なる

矯正を始める時期はお子様の症状によって異なります。

上下の前歯が永久歯になったタイミングだと矯正がしやすいので、7〜8歳で矯正を始める子供が多いです。

もっと早く矯正した方が良い場合もあるので、気になったら早めに相談するようにしましょう。

小児矯正治療は年齢によって内容が異なります。

ここでは6〜10歳くらいまでの第1期と10〜15歳くらいまでの第2期の違いについて詳しく解説します。

第1期治療(6〜10歳くらいまで)

第1期治療は6〜10歳くらいを対象とした治療です

ここでは、第一大臼歯の噛み合わせの位置から歯並びの癖を確認し、矯正方法を決めていきます。

第一大臼歯は一番奥の歯のことです。

噛みあわせた歯の位置がどうなっているかをアングルと呼ばれる分け方で3つに分類。

今の状態を把握した後に、正しく噛み合っている状態になるよう治療していきます。

治療方法としては、顎の骨の位置を変え、永久歯が生えてくるスペースを作ります。

器具としてはマウスピースやヘッドギアを使用。

特に、ヘッドギアを使って骨の位置をダイレクトに変えられるのはこの第1期だけとなっています。

顎を広げられれば永久歯を抜かずに矯正をすすめられる可能性もでてくるのが、一期から始めるメリットです。

費用は30万円になります。

第2期治療(10〜15歳くらいまで)

第2期治療は、10〜15歳くらいまでの時期に生えそろった永久歯を動かす治療です。

治療方法としてはワイヤーやマウスピースを使用しますが、個人に合わせて治療方針は変わります。

ワイヤー治療の場合はブラケットという器具をそれぞれの歯に取り付け、歯を動かします。。

費用は45万円。

第1期治療を受けていない方はトータルで75万円になります。

歯科矯正の種類

歯科矯正の種類を2つ紹介します。

矯正治療は保険適用外なので決して安くはありません。

また、口の中に器具を入れっぱなしにして生活するので子供にストレスが溜まり安いです。

子供にあった治療法をしっかり選ぶ必要ありますね。

ここではワイヤー・マウスピース矯正の以下の部分を詳しく紹介します。

  • 特徴
  • メリット・デメリット
  • 費用感

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は一般的な治療法です。

それぞれの歯の表面にプラケットと言う器具をつけ、ワイヤーで結びます。

時間をかけて歯に力を加えて行き、歯並びを改善します。

歯に取り付けるブラケットにはメタル・セラミック・プラスチックなどの種類があり、軽さや違和感に違いがあります。

目立たないような白や透明のブラケットもあります。

ワイヤー矯正のメリットは以下の2点。

  • ほとんどの症例に対応できる
  • 食事に影響しにくい

ワイヤー矯正は時間をかけて歯並びを治療していくこともあり、ほとんどの症例に対応しています。

矯正器具が舌に触れることがないので食事にも影響しにくいです。。

ワイヤー矯正のデメリットは以下の4点。

  • 痛みが強い
  • 歯磨きがしにくい
  • 取り外しができない
  • 器具が周りから見えてしまう

ワイヤーでしっかり固定しているので慣れるまでは強い痛みがあります。

ワイヤーやプラケットが唇に当たることで口の中が切れてしまうことも。

器具は取り外しができず唇が閉じにくかったり、歯磨きがしにくかったりします。

器具が丸見えなので目線が少し気になってしまう人もいると思います。

治療の初めたばかりの頃は痛みが強くてしんどいかもしれませんが、対応できる症例が多い方法です。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は透明なマウスピースを着けて、歯並びを矯正していく治療法です。

インビザラインという方法では歯型をスキャナで採取して、一人ひとりのお口に合ったマウスピースを作成します。

オーダーメイドでマウスピースを作成するので、ワイヤー矯正より5万円高くなります。

マウスピース矯正のメリットは以下の3つ

  • 透明なので目立ちにくい
  • 取り外し可能
  • 通院回数が少なく済む

マウスピースは透明なので周りの目線も気になりにくいです。取り外し可能なので手入れも簡単。ワイヤー矯正と違って通院回数も少なく済むことが多いです。

デメリットは対応できない症例があること。

症状によってはワイヤー矯正が適していることもあるので相談してみましょう。

マウスピース矯正は負担が少ない分治療できる幅が少ないです。

歯科医院で子供の歯の状態を相談し、お一人お一人に合わせた治療法を選ぶと良いですね。

気になる方はまずご相談を

この記事では歯並びを良くする方法と矯正の開始時期を詳しく解説しました。

永久歯の歯並びを整えるのは基本的に小児矯正です。

矯正の開始時期も第1期である6〜10歳のうちに始めれば早期治療となり、永久歯を抜かずに歯並びを整えられる可能性もでてきます。

歯の状態は個人によって全く異なるので、気になる方はまず歯科医院で相談してみましょう。

当院の矯正歯科もご利用ください。

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