「インプラントに興味はあるけど、手術をするらしいから不安」と治療を悩んでいる方もいるのではないでしょうか?また、治療費が高額になりがちなので、後悔しないかというところも気になりますよね。
インプラントは自然な歯のように噛めるなどのメリットがある治療法ですが、知っておくべきデメリットもあります。
そこでこの記事では、インプラントを検討する際に知るべき以下のポイントを徹底的に解説しました。
- デメリット
- メリット
- 不安を解消するために取り組みたいこと
ぜひ参考にしてください。
総社市の歯科医院「むかえ歯科・小児歯科」院長、歯科医師。
地域に根ざし、子どもから大人までお口の健康をサポート。できる限り歯を残す治療や予防を手掛ける。
インプラントのデメリット5選
インプラントには以下のデメリットがあります。
- 外科手術が必要
- 顎の骨が足りない場合追加で手術が必要になる
- 治療費が保険適用外
- 治療期間が長い
- 治療後は定期的なメンテナンスが必須
それぞれしっかり確認しましょう。
【デメリット1】外科手術が必要
インプラントには、歯茎を切って顎の骨に穴を開けるなどの外科手術が必要です。
麻酔を使う大がかりな手術になるので怖いという印象がある方も多いですよね。口内に異常が起きて治療が失敗してしまう可能性も0ではありません。
別記事でインプラントが怖いと感じる部分や、手術の失敗について解説しているので参考にしてください。
▼インプラントに対する不安を解消したい方はこちら▼
>>怖いイメージのあるインプラント手術の流れや実際の痛みを解説
▼インプラント手術のリスクについて知りたい方はこちら▼
>>【治療前に確認】インプラントのリスクと4つの失敗例を解説
【デメリット2】顎の骨が足りない場合追加で手術が必要になる
顎の骨が足りない場合、追加で手術が必要です。顎の骨に穴を開けインプラント体を埋め込む都合上、ある程度顎の骨が必要になってきます。
足りない場合は人工の骨を入れたり、他の部分から骨を移植したりする必要があります。
費用が増え、治療期間も伸びるので注意が必要です。
別記事でインプラント手術をする際に行う骨移植についてまとめていますので、参考にしてください。
▼インプラント手術で行う骨移植に知りたい方はこちら▼
>>【インプラントが可能に】骨移植・骨造成のメリット・デメリットを徹底解説
【デメリット3】治療費が保険適用外
インプラント治療は基本的に保険適用外なので、治療費が高額になってしまいます。
どれくらい費用がかかるのか、事前に確認しておきましょう。
【デメリット4】治療期間が長い
インプラント治療は、義歯やブリッジと比較して期間が長くなってしまいます。
トータルで4ヶ月以上かかり、骨の状態などによってはもっと長くなってしまうこともあります。
インプラント治療の期間については、別記事でまとめているので参考にしてください。
▼インプラントの治療期間について知りたい方はこちら▼
>>インプラントの治療期間の目安は?施術の流れも分かりやすく解説!
【デメリット5】治療後は定期的なメンテナンスが必須
インプラント治療後は、他の歯の検診と同じようにメンテナンスが必須です。ケアを怠るとインプラント周囲炎などの病気にかかり、インプラントの寿命を縮める可能性があります。
【6選】インプラントにはデメリットもあるがメリットもある
インプラントのデメリットについて先にお話ししましたが、メリットも非常に大きい治療法になります。
メリットは以下の6つです。
- 自然な見た目の歯を入れられる
- 他の歯への影響がほとんどない
- 咀嚼能力が高まる
- 清潔感を保ちやすい
- 顎の骨が痩せてしまうのを防げる
- 10年以上長持ちさせることができる
それぞれ解説します。
【メリット1】自然な見た目の歯を入れられる
インプラント治療で使う歯は審美性が高く、他の歯と違和感がない仕上がりになります。
パッと見ただけでは治療をしていると分からないので、歯に抱いているコンプレックスを解消することができます。
【メリット2】他の歯への影響がほとんどない
インプラント治療は、他の歯への影響がほとんどありません。
他に欠損している歯があった場合でも、問題なく治療が可能です。
同じく歯の欠損治療であるブリッジや入れ歯は、他の歯の状態によっては治療できないこともあります。
他の歯の状態は悪くても、安心して治療を受けることができるのもメリットの1つです。
【メリット3】咀嚼能力が高まる
インプラントは咀嚼能力が高いので、通常の歯と同じように違和感なく噛むことができます。特に入れ歯と比較すると咀嚼能力は大きいと言えるでしょう。
【メリット4】清潔な状態を保ちやすい
インプラントは普通の歯と同じく、歯磨きで手入れができるので清潔な状態を保ちやすいです。歯ブラシやデンタルフロスを使うことで掃除ができるので、特別な手入れの方法があるわけではありません。
【メリット5】顎の骨が痩せてしまうのを防げる
歯が抜けてしまうと、抜けた部分の骨に刺激を与えられなくなってしまいます。刺激が与えられないまま時間が経つと骨は身体に吸収されてしまい、顎の骨が痩せ細ってしまうことになります。
インプラントを入れることで、歯がある時と同等の刺激を伝えることができるので、骨が痩せることを防ぐことができます。
【メリット6】10年以上長持ちさせることができる
統計上、インプラントは10年以上持つとされています。これはブリッジや入れ歯より長めです。
ただし、あくまでも平均するとというお話しです。長持ちさせるためにも、インプラント治療後のケアは丁寧に行いましょう。
インプラント治療のデメリットが気になる場合に取り組みたい2つのこと
メリットが大きいと分かっても、インプラント治療のデメリットが気になってしまう方は多いですよね。
デメリットへの不安が残る方は、以下の2つに取り組んでみてください。
- 歯科医院で相談
- 他の治療法を検討
それぞれ解説します。
【取り組みたいこと1】歯科医院で相談
歯の治療方法について、歯科医院で相談してみましょう。
多くの歯科医院では、カウンセリングを受けることができるので、インプラントについて相談が可能です。他にも気になる点があれば、遠慮なく質問するようにしましょう。
【取り組みたいこと】他の治療法を検討
インプラントに不安があるのであれば、他の治療方法を検討しましょう。
欠損治療で検討できるのは、以下の2つです。
- ブリッジ
- 入れ歯
これらの治療法には、外科手術はありませんが、それぞれメリット・デメリットがあります。
別記事でまとめていますので、参考にしてください。
▼インプラント以外の治療方法について知りたい方はこちら▼
>>【保存版】インプラント・ブリッジ・入れ歯治療のメリット・デメリットを徹底解説
インプラントのデメリットについて気になる方は歯科医院で相談しよう
この記事では、インプラントについて気になる以下のポイントを解説しました。
- デメリット
- メリット
- 不安を解消するために取り組みたいこと
インプラントはデメリットもありますが、メリットも大きいです。口内や口周りの健康状態の改善にも繋がるので、検討する価値は高いです。
デメリットが気になる方は、歯科医院で相談してみましょう。あなたにぴったりの治療法を提案してくれますよ。
※コラムをご覧いただいた方からのご連絡が増えており、治療が必要な方のお電話が繋がりにくくなっています。
当院での治療を検討していない患者様による、ご質問だけのお電話はお控えください。