歯石取りの3つのデメリットとは?やるべきメリットも合わせて解説

歯石を取るとなにかデメリットがあるのかな」と疑問に思ったことがある方もいるのではないでしょうか。歯石を取るときに出血することもあるため、不安を持つ方もいるかもしれません。

しかし、歯を清潔に保ったり歯周病を防いだりするために、歯石はしっかり取る必要があります。たしかに、歯石を取る際に出血や痛みが出ることがありますが、放置すると歯周病が重症化してしまう可能性も出てきます。

歯の健康を守るために歯石取りは重要です。

この記事では歯石取りで気になる、以下のポイントを解説しています。

  • メリット・デメリット
  • 歯石取りの流れ
  • 歯石をつきにくくするために普段からできること

詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯石取りって必要なの?

結論からいうと、歯石取りは必要なことです。

歯石は、歯垢が唾液中のミネラル成分などが原因で固まってしまったものです。歯石が付いていると歯周病の原因になってしまい、歯が抜け落ちるリスクもあるのでしっかり取り除く必要があります。

歯石には、白いものと赤黒いものの2種類があります。
白い歯石は歯茎の縁の上側に付きやすく、歯肉縁上歯石と呼ばれています。また、赤黒い歯石は歯茎の縁の下に付きやすく、歯肉縁下歯石と呼ばれます。

赤黒い歯石が付いている場合、口内に炎症などが起きている可能性があります。治療を行う必要があります。

なお、スケーラーという専門の器具を使わないと歯石は取ることができません。普段のブラッシングで落とせないため、定期的に歯科医院で診てもらい歯石取りを行うようにしましょう。

【歯周病が原因】歯石取りのデメリット3選

一般的に言われる、歯石取りのデメリットを3つ紹介します。

  1. 痛みが出る
  2. 歯茎から出血しやくすくなる
  3. 知覚過敏が出ることがある

たしかにこれらの症状はありますが、歯石を放置しておくと歯周病が悪化する原因となります。歯を失わないためにも、必ず治療するようにしましょう。

【デメリット1】痛みが出る

歯石取りを行う場合、口内に痛みが出る場合があります。

ガッチリとついている歯石を取るために超音波や手で力をかけるので、歯石を取る際は刺激があります。

また、治療時のキーンという音が苦手な方は、超音波で歯石を削っている際に不快さを感じるかもしれません。

【デメリット2】 歯茎から出血しやすくなる

歯茎から出血してしまう可能性が高いです。

歯石が付いているところは、既に歯茎に炎症がおきている場合が多く、わずかな刺激で出血しやすくなっています。歯周ポケットの奥深くにある歯石を取る場合は、ほぼ出血してしまいます。

なお、歯周病が改善していれば、出血する可能性は低くなっていきます。

【デメリット3】知覚過敏が出ることがある

歯周病が進行している場合、歯石取りの段階で知覚過敏の症状が出ることがあります。知覚過敏とは歯の内側にある象牙質が露出したり、エナメル質が薄くなってしまったりして、神経を刺激してしまうことです。

歯石が溜まっていると歯茎が腫れて、象牙質の部分を覆い隠している状態になります。
歯石を取ると象牙質が外に出てくるので、しみてしまう方もいます。
また、歯石を取る際に、歯茎と歯の間に力を加えるので神経を刺激しやすく、知覚過敏の症状が出ることがあります。

ただ、知覚過敏の症状があっても、歯石を取らないと歯周病が悪化してしまうので、治療を進める必要があります。

歯石取りのメリット3選

歯石取りのデメリットを紹介しましたが、メリットも3つ紹介します。

  1. 歯周病を防げる
  2. 口臭を軽減できる
  3. 歯磨きの効果が高まる

それぞれ解説します。

【メリット1】歯周病を防げる

歯石を取り除くことで、歯周病を防ぐことができます。
歯茎の炎症の多くの原因は歯垢や歯石なので、取り除いて綺麗にすることで、炎症を防ぐことができたり、歯茎が下がったりするのを予防できます。

また、歯垢が歯石になってしまうと歯磨きだけでは取れません。歯垢のうちはセルフケアでも除去できますが、歯石になってしまうと歯科医院で取る必要があります。

もし、歯茎の奥深くまでに歯石が溜まってしまうと、歯茎を切開して除去しなければなりません。はやめに治療を行うようにしましょう。

【メリット2】口臭を軽減できる

歯石を取ることで口臭を軽減することができます。

歯石は細菌の歯垢が固まったものです。口内にたくさん溜まってしまうと、口臭の原因になってしまいます。
歯科医院で歯石を取ることで、お口のにおいが緩和する可能性があります。

【メリット3】歯磨きの効果が高まる

歯石を取り除くと、歯磨きの効果を高めることができます。

歯石が溜まっていると歯ブラシが届きにくく、その下に虫歯ができることがあります。デンタルフロスなどを使っても、歯石の下まで汚れを取るのは難しいです。

しっかり歯石を取ることで、歯磨きをしやすいお口の環境を作りましょう。

歯石取りの流れ

歯石取りの流れは以下の通りです。

  1. カウンセリング・問診
  2. 検査
  3. 歯石取り
  4. 再チェック

歯石取りを行う前に、現在口内に異常が起きていないかカウンセリングを行います。痛みなどがある場合は、このタイミングで先生に相談しましょう。

その後は口内の検査を行います。

  1. レントゲン検査
  2. プロービング
  3. かみ合わせ・詰め物などのチェック

以上の3つの検査を行い、顎の骨の状態や歯周ポケットの深さから、歯周病の進行度を確認します。

検査が終わると歯石取りに移ります。
歯茎より上にある歯垢と歯石を除去するスケーリングと、歯周ポケットの奥深くにある歯石を取り除く、ルートプレーニングを歯周病の進行度に合わせて行います。
重症の場合は、フラップ手術を行って歯茎を切開して進めることもあります。

治療がひと通り終了したら歯肉の状態をチェックして、歯周ポケットの深さを測ります。
歯石が取れて、歯周ポケットが3mm以下まで浅くなれば、治療は終了です。

再発を防ぐため、2〜3ヶ月に1度のペースで歯科医院でメンテナンスを行います。

歯周病の治療の流れの詳細は、別記事でまとめているので参考にしてください。

→歯周病 治療 流れを内部リンク

歯石取りの頻度を少なくするために普段からできること

歯石取りの頻度を少なくするために、普段の生活でできることを2つ紹介します。

  1. 歯磨きを丁寧に行い歯垢をためないようにする
  2. 定期的に歯科医院でクリーニングを行う

それぞれ解説します。

【できること1】歯磨きを丁寧に行い歯垢をためないようにする

歯磨きを丁寧に行い、歯垢を溜めないようにしましょう。歯石になる前の歯垢の状態であれば、歯磨きで除去することが可能です。

普段の歯磨きのやり方を改善して、歯垢を綺麗に取り除きましょう。歯磨きの正しいやり方が分からないようであれば、歯科医院で相談することもできます。
歯と歯の間の歯ブラシが届きにくい部分には、デンタルフロスや歯間ブラシなどのアイテムを使うと、歯垢を取りやすくなります。

【できること2】定期的に歯科医院でクリーニングを行う

定期的に歯科医院でクリーニングを行いましょう。

普段の歯磨きを丁寧に行っていても、歯垢が口内に残ってしまうこともあります。自分の目では歯垢や歯石は見えにくいので、定期的に歯科医院で口内をチェックしてもらいましょう。

3ヶ月に1回程度のペースで通うのがおすすめです。

定期的に歯石取りをしよう

この記事では歯石取りで気になる、以下のポイントを解説しました。

  • メリット・デメリット
  • 歯石取りの流れ
  • 歯石をつきにくくするために普段からできること

歯周病には、痛みが出血が出るなどのデメリットがありますが、歯周病を防げるという大きなメリットがあります。

溜まってしまった歯石は自分では取ることはできません。お口の状態が悪くなる前に、歯科医院で歯石をおとしましょう。また、歯垢のうちに除去できるように、毎日の歯磨きを丁寧に行うのも大切です。

セルフケアをした上で、3ヶ月に1回くらいのペースで歯科医院で診てもらい、歯石を貯め続けないようにしましょう。

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