ホワイトニングジェルってなに?効果やメリット・デメリット使い方を徹底解説

歯をホワイトニングしたい時に、ホワイトニングジェルを使うと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

どんな効果があるのか、どこで買うことができるのか気になるところですよね。

この記事では、ホワイトニングジェルについて気になる以下のポイントを解説しています。

  • ホワイトニングジェルとは
  • メリット・デメリット
  • 入手法
  • 治療ステップ
  • 注意点

詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

監修者:迎 和生
総社市の歯科医院「むかえ歯科・小児歯科」院長、歯科医師。
地域に根ざし、子どもから大人までお口の健康をサポート。できる限り歯を残す治療や予防を手掛ける。

ホワイトニングジェルとは

ホワイトニングジェルとは、ホームホワイトニングで使われるジェルのことです。

ホワイトニングには以下の2種類があります。

  • オフィスホワイトニング(歯科医院で行う)
  • ホームホワイトニング(自宅で行う)

ホームホワイトニングでは、専用のマウスピースにホワイトニングジェルを流し込んで、歯を漂白していきます。
1回の治療で2時間ほどで済むものや、睡眠中に6時間ほどつけっぱなしにするものなど様々な種類があるのが特徴です。

自宅で施術ができるので、毎回歯医者に行く必要がなく、仕事が忙しくても取り組むことができます。

ホワイトニングジェルを利用する3つのメリット

ホワイトニングジェルを使うメリットを紹介します。
注目すべきは以下の3点

  1. 自宅でホワイトニングができる
  2. オフィスホワイトニングより痛みが少ない
  3. 白さが持続しやすい

詳しく解説します。

【メリット1】自宅でホワイトニングができる

ホワイトニングジェルを使えば、自宅でホワイトニングを行うことができます。歯科医院に行く必要がないので、仕事が忙しくても問題ありません。

専用のマウスピースを睡眠中や睡眠前につけて行うので、自分で簡単にできるのも特徴です。

 

【メリット2】オフィスホワイトニングより痛みが少ない

ホワイトニングジェルを使った治療は、オフィスホワイトニングに比べて薬液の濃度が薄く、歯への負担が少ないです。

濃度が濃いと、知覚過敏が出てしまったり、歯茎に当たった際にしみたりしてしまいます。
濃度をおさえたホワイトニングジェルならば、歯や歯茎があまり強くない人にも使うことができます。

【メリット3】白さが継続しやすい

ホワイトニングジェルは、じっくり時間をかけて漂白していくので、元の色に戻りにくいです。
オフィスホワイトニングは3ヶ月ほどで戻ってしまいますが、ホワイトニングジェルを使うと約半年〜1間年継続白さが継続します。

漂白されるまでに少し時間がかかりますが、歯医者に通う回数を減らしたいのであれば、ホワイトニングジェルを使うとよいでしょう。

ホワイトニングジェルを利用する2つのデメリット

ホワイトニングジェルのデメリットを紹介します。
注意すべきは以下の2つ。

  1. 毎日利用する必要がある
  2. マウスピースをつけている間は食事できない

詳しく解説します。

【デメリット1】毎日利用する必要がある

ホワイトニングジェルを使う場合、毎日利用しなければなりません。

毎日治療の準備をして、終わった後に綺麗に洗って乾かす必要があるので、少し手間に感じてしまう人も多いと思います。

また、睡眠中にマウスピースやジェルを口の中に入れっぱなしにすることもあるので、違和感で上手く眠れなくなってしまう場合もあります。

一回の使用時間は使うジェルによって異なるので、ぜひ確認してみてください。

【デメリット2】マウスピースをつけている間は食事できない

マウスピースをつけている間は食事が一切できません。

寝る前に2時間ほどマウスピースをつけるタイプのホワイトニングの場合、夜遅く帰ってきた際に食事を取るのが難しくなってしまいます。

自分の生活リズムに合わせて、治療法を選びましょう。

ホワイトニングジェルの2つの入手方法

ホワイトニングジェルを入手する方法を紹介します。
入手方法は以下の2つ。

  1. ネット通販
  2. 歯科医院で処方

詳しく解説します。

【入手方法1】ネット通販

ホワイトニングジェルはネット通販で購入できるものがあります。

手軽に購入できる分、以下のデメリットがあります。

  • マウスピースが既製品で歯に合わない可能性がある
  • マウスピースを自作するのが難しい
  • ホワイトニング効果があるか定かではない
  • 薬品の濃度が分からないものがある
  • 歯が汚れていると効果が出にくい

全体をキレイにホワイトニングができないことも多いです。薬液濃度が濃すぎてしみるなどのトラブルもあるので、特に初回治療は歯科医院に行くことをおすすめします。

▼市販のホワイトニングの特徴を解説▼
>>市販のホワイトニングで歯は白くなる?歯科医院との違いも解説!

【入手方法2】歯科医院で処方

歯科医院で診察後に処方してもらうことで、ホワイトニングジェルを入手できます。
治療用のマウスピースも、歯の型を取って自分専用のものをつくります。

歯の状態によってはホワイトニングジェルが使えなかったり、痛みが出てしまったりするので、一度診察してもらった方が安全ですね。

ホワイトニングジェルを使って治療する4ステップ

ホワイトニングジェルを使って、治療する流れを紹介します。
治療するステップは以下の4つ。

  1. 歯科医院で相談・診察
  2. マウスピースの作成・受け取り
  3. 自宅でホワイトニングジェルを使ってホワイトニング
  4. 歯科医院でホワイトニングの効果を確認

詳しく紹介します。

【ステップ1】歯科医院で相談・診察

まずは歯科医院で診察を受け、どれくらい歯を白くしたいかすり合わせます。料金、治療期間の説明も受けてください。

その際に歯周病や歯磨きの習慣などをヒアリングし、ホワイトニングジェルを使っても問題ない歯かどうか確認します。

また、治療前後の変化を確認するために、治療前の歯の写真を撮影します。

【ステップ2】マウスピースの作成・受け取り

診察後に、マウスピースの型を取って、ホワイトニング専用のマウスピースを作ります。
1週間程で完成するので、ホワイトニングジェルと一緒に受け取ります。

▼ホワイトニング用のマウスピースについての豆知識▼
>>ホームホワイトニングの効果とメリットは?マウスピースの作成方法も紹介!

【ステップ3】自宅でホワイトニングジェルを使ってホワイトニング

自宅でホワイトニングを行います。

歯を磨いた後に、マウスピースのジェルを入れて装着します。使うジェルによって2時間前後で済むものから、6〜8時間寝ている間につけるものまであります。

ジェルが歯茎につくとしみてしまう可能性があるので、はみ出た分は拭き取るようにしましょう。

終わったら口をゆすぎ、マウスピースは洗浄・乾燥して保管します。

【ステップ4】歯科医院でホワイトニングの効果を確認

4週間ほど治療したら、ホワイトニングの進行状況を歯科医院で確認します。
十分効果があれば、そこでホワイトニング終了です。

お口の状態によりますが、半年〜1年間くらいは効果が持続します。

ホワイトニングジェルを使う際の6つの注意点

ホワイトニングジェルを使う際に注意するべきことがあります。
気をつけるべきは以下の5点。

  1. 歯や歯茎がしみる可能性がある
  2. 保険適用されない
  3. 繰り返し行う必要がある
  4. ホワイトニングできない歯がある
  5. 飲食物の色が着色してしまう場合がある
  6. 歯磨きをきちんとする必要がある

詳しく解説します。

【注意点1】歯や歯茎がしみる可能性がある

歯や歯茎にホワイトニングジェルがしみてしまうことがあります。

ホワイトニングジェルはある程度濃度が高いもの。通販で買った場合は、薬剤が非常に強い場合もあるので注意が必要です。

炎症を起こす可能性があるので、痛みがあるなら使うのをやめて歯科医院に相談しましょう。

【注意点2】保険適用されない

ホワイトニングは保険適用外なので治療費用が高額になってしまいます。なお、当院の価格は30,000円です。

実費になるのであらかじめ知っておきましょう。

【注意点3】繰り返し行う必要がある

半年〜1年前後で元の歯の色に戻ってしまうので、定期的にホワイトニングを行う必要があります。
永久に歯が白くできるわけではないので、注意しましょう。

【注意点4】ホワイトニングできない歯がある

人工歯や歯の詰め物はホワイトニングできません。
また、虫歯がある場合は上手くホワイト二ングできないので、先に治療をする必要があります。

自分の歯がホワイトニングができるかどうか、歯科医院で確認しましょう。

 

▼虫歯などホワイトニングできない歯について解説▼
>>虫歯があるけどホワイトニングってしていいの?注意するべきポイントを解説

 

【注意点5】飲食物の色が着色してしまう場合がある

ホワイトニング後は歯が着色しやすい状態になってしまいます。コーヒーやカレーなど色の濃いものは、歯に色がついてしまうので、注意が必要です。

ホワイトニングをしたあとは、色が薄いものを選んで食べるようにしましょう。

【注意点6】歯磨きをきちんとする必要がある

歯に汚れが残っていると、その部分だけジェルが上手くつかず、ホワイトニングにムラができてしまいます。

歯科医院で最初にクリーニングはおこないますが、ご自宅でホワイトニングをする前に歯磨きして、きれいな状態にしておきましょう。

 

ホワイトニングをするなら歯科医院で相談しよう

この記事では、ホワイトニングジェルについて気になる以下のポイントを解説しました。

  • ホワイトニングジェルとは
  • メリット・デメリット
  • 入手法
  • 治療ステップ
  • 注意点

ホワイトニングジェルは自宅でホワイトニングができるというメリットがある分、しみたり、痛んだりする可能性があります。

自分の歯と歯茎がホワイトニングに適しているか、確認してもらうためにも、歯科医院で処方してもらうことをおすすめします。
当院でもホワイトニングをおこなっているため、気になる方はご相談ください。

※コラムをご覧いただいた方からのご連絡が増えており、治療が必要な方のお電話が繋がりにくくなっています。

当院での治療を検討していない患者様による、ご質問だけのお電話はお控えください。