コーヒーは歯の着色汚れの原因!黄ばみを防ぐ3つの方法を紹介

皆さんこんにちは。
むかえ歯科・小児歯科です。

今回はコーヒーと歯の着色汚れについて解説します。

歯を美しく保ちたいけど、コーヒーはやめられないという方もいるのではないでしょうか。食後やお仕事中にはついつい飲んでしまう方も多いでしょう。

コーヒーは歯の着色汚れの原因です。しかし、日頃から注意することで黄ばみを防止する効果が期待できます。

この記事では、コーヒーによる着色汚れを防ぐ方法を紹介します。コーヒー以外の黄ばみの原因も解説するので、白く美しい歯を保ちたい方はぜひ参考にしてみてください。

監修者:迎 和生
総社市の歯科医院「むかえ歯科・小児歯科」院長、歯科医師。
地域に根ざし、子どもから大人までお口の健康をサポート。できる限り歯を残す治療や予防を手掛ける。

コーヒーは歯の着色汚れの原因になる

コーヒーは、ポリフェノールやタンニンを含む飲み物です。そのため、日常的に摂取すると着色汚れが着きやすくなります。

表面に付着した着色汚れをそのままにして時間が経つと、歯の表面を覆うエナメル質の中まで浸透します。

コーヒーによる歯の着色汚れを防ぐ3つの方法

コーヒーが黄ばみの原因になるとわかっていても、なかなかやめられない方も多いでしょう。こちらでは、歯の着色汚れを防ぐ方法を紹介します。

主には以下3点です。

  1. 飲んだあと早めに歯磨きをする
  2. 唾液を出すようにする
  3. 歯のクリーニングを受ける

各方法について順番に解説します。

【コーヒーの着色汚れの防ぐ方法1】飲んだあと早めに歯磨きをする

コーヒーを飲んだあとは、できるだけ早めに歯磨きをおこないましょう。着色しやすい色素が薄まるためです。

ブラッシングが難しいときは、水でゆすいだりガムを噛んだりします。マウスウォッシュも活用するとよいでしょう。

▼マウスウォッシュの使用方法について知りたい方はこちら▼
>>歯周病を予防にマウスウォッシュは効果的?デンタルリンスとの違いや使い方を解説

【コーヒーの着色汚れの防ぐ方法2】唾液を出すようにする

コーヒーによる着色汚れを防ぐためには、唾液を出すように心がけましょう。口の中が乾いていると、着色しやすくなります。

唾液を出すためには、普段の食事でよく噛むことを意識したり、人と話したりしましょう。

【コーヒーの着色汚れの防ぐ方法3】歯のクリーニングを受ける

歯科医院でクリーニングを受けることで、歯の表面についた汚れを落とせます。そのため、コーヒーによる着色汚れの予防につながります。

歯のクリーニングには、虫歯を予防したり口臭を防いだりする効果が期待できます。お口にトラブルがない状態でも、3~4ヶ月に一度を目安に定期的な治療を受けましょう。

▼歯のクリーニングについて知りたい方はこちら▼
>>PMTCとは?歯のクリーニングの必要性と治療の流れを解説

【コーヒー以外も】歯の着色汚れの原因6選

歯の着色汚れとなる原因は、コーヒーだけではありません。代表的なものでは、以下6点が挙げられます。

  1. 色の濃い食品
  2. タバコ
  3. 歯石
  4. 歯並びの悪さ
  5. 加齢
  6. 抗生物質

それぞれの原因を順番に解説します。

【着色汚れの原因1】色の濃い食品

色の濃い食品は、着色汚れの原因となります。

例えば、以下の食品です。

  • カレー
  • キムチ
  • 紅茶
  • 緑茶
  • 赤ワイン

着色汚れを防ぐためにはコーヒーのときと同様に、食後早めに歯磨きをしたり、歯のクリーニングを受けたりしましょう。

【着色汚れの原因2】タバコ

タバコのヤニは、着色汚れの原因です。一度歯についてしまうと、クリーニングでも落とすのは難しいとされています。

黄ばみを防止するには、タバコの本数を控えたり、喫煙後に口をゆすいだりしましょう。

【着色汚れの原因3】歯石

歯石とは、歯垢が石灰化して歯の周りに固まってしまうことです。歯石が溜まれば、歯の表面に色素が沈着しやすくなります。

一度付着してしまうと、普段の歯磨きなどでは除去できません。そのため、歯石を取ってもらうよう歯科医院で治療を受ける必要があります。

▼歯石除去の方法について知りたい方はこちら▼
>>【お口を清潔に】スケーリングとは?歯石除去の効果や注意点まで詳しく紹介

▼歯石を放置する危険性につて知りたい方はこちら▼
>>【歯科医院が解説】歯石を放置するリスク4選!予防方法や除去するための治療法も紹介

【着色汚れの原因4】歯並びの悪さ

歯並びの悪さも着色汚れの原因となります。ブラッシングしにくく、口内汚れが残るためです。

歯並びによっては、体に不調をきたすものがあります。例えば、頭痛や肩こりなどです。

そのため、早めの治療が大切になります。歯並びでお悩みの方は、お近くの歯科医院へご相談ください。

▼出っ歯の原因について知りたい方はこちら▼
>>出っ歯の原因6選!体への影響と治療法も解説【気になるなら歯科医院へ】

▼噛み合わせの悪さについて知りたい方はこちら▼
>>不正咬合の種類は?からだへの影響や矯正歯科での治療方法を解説

【着色汚れの原因5】加齢

歯が黄ばむ原因には、加齢が挙げられます。年を重ねると、歯の表面を覆っている「エナメル質」が薄くなるためです。

エナメル質が薄くなれば、内側の象牙質が透けて見えます。この結果、黄ばみが目立つようになります。

【着色汚れの原因6】抗生物質

抗生物質の使用も着色汚れの原因となります。テトラサイクリン系と呼ばれる種類の薬剤は、歯が黄ばむ要因になります。

コーヒーの着色汚れを落とすには歯のホワイトニング

コーヒーによる着色汚れを落とすには、歯科医院にて歯のホワイトニング治療を受けましょう。
ホワイトニングとは、専用の薬剤を使用する治療です。歯を削ることなく、自然な白さにできることが特徴です。

クリーニングで落としきれない着色汚れは、ホワイトニング治療を受けることで白くなる効果が見込まれます。歯の表面だけでなく、エナメル質まで浸透したコーヒーの黄ばみを落とす効果が期待できます。

歯科医院でおこなうホワイトニングは、以下3点です。

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング
  • デュアルホワイトニング

それぞれの方法に特徴があり、治療内容が異なります。ホワイトニングを検討している方は、お近くの歯科医院にご相談ください。

▼ホワイトニングの種類について知りたい方はこちら▼
>>【白い歯へ】ホワイトニングには種類がある?それぞれの特徴と料金も解説!

コーヒーによる歯の着色汚れでお悩みなら歯科医院へご相談ください

コーヒーは着色汚れの原因となります。黄ばみを防ぐためには、飲んだあとに早めの歯磨きを心がけたり、口内を潤すために唾液を出すようにしたりしましょう。歯科医院による定期的な歯のクリーニングも着色汚れ防止効果が期待できます。

クリーニングで落としきれない黄ばみは、ホワイトニング治療を受けましょう。エナメル質まで浸透したコーヒーの着色汚れを落とす効果が期待できます。

コーヒーによる歯の黄ばみが気になる方は、お近くの歯科医院までご相談ください。

※コラムをご覧いただいた方からのご連絡が増えており、治療が必要な方のお電話が繋がりにくくなっています。当院での治療を検討していない患者様による、ご質問だけのお電話はお控えください。