歯周病はうつる?原因や5つの予防方法を解説

お口のトラブルといえば歯周病が思いつく人も多いでしょう。実はこの歯周病、ギネスブックに「世界で最も感染者の多い病気」として公認されています。実に日本人の約80%が感染しているとされています。

そんな歯周病、実はうつる病気だということをご存知でしょうか?お子さんやパートナーなどの身近な人にうつさないためには、感染する原因について詳しく知っておくことが大切です。

そこでこの記事では、

  • 歯周病がうつる原因
  • 予防方法

などについて解説します。

なお、歯周病の治療には、早期発見が重要です。自覚症状についても紹介するので、お口の健康を保ちたい方は、ぜひ当コラムを参考にしてみてください。

監修者:迎 和生
総社市の歯科医院「むかえ歯科・小児歯科」院長、歯科医師。
地域に根ざし、子どもから大人までお口の健康をサポート。できる限り歯を残す治療や予防を手掛ける。

歯周病はうつる病気!

結論から言うと、歯周病はうつる病気です。

というのも、歯周病というのは細菌の感染によって発症するものです。そのため、ほかの病気と同様に人から人へと感染し、うつしてしまう可能性があります。

特に注意すべきなのは、妊娠中の女性です。つわりによって食生活が乱れる上に、女性ホルモンと細菌が密接に関わるため、歯周病にかかりやすいといわれています。

妊娠中はいつも以上にお口のケアをすると同時に、他の人からうつされないように気をつけましょう。

歯周病がうつる原因

歯周病は唾液を介してうつります。そのため、下記のような原因で感染する可能性があります。

  • 食器の共有
  • キス
  • 回し飲み
  • 赤ちゃんへの食べ物の噛み与え
  • 箸やスプーンの共用

ただし、感染したからといって必ず歯周病になるわけではありません。お口の環境が良ければ、発症しないこともあります。

逆に、口内が不潔だったり、体の調子が悪かったりすると、歯周病になりやすいです。

歯周病をうつさないための予防方法5選

歯周病を身近な人にうつさないためにも、自身の歯周病予防・対策が大切です。

ここでは、歯周病の予防方法を5つ紹介します。

  1. 毎日の歯磨き
  2. 歯科医院での定期的なメンテナンス
  3. 糖尿病の予防
  4. 禁煙
  5. ストレスを解消する

今日から行える方法もあるので、ぜひ試してみてください。

【歯周病の予防方法1】毎日の歯磨き

菌がうつっても発症しないように、毎日の歯磨きで口内を清潔に保つことが大切です。

歯周病対策には、プラークコントロールが重要で、まずは毎日セルフケアをすることによって予防に繋がります。

菌がうつって感染しても、口内を清潔にすることにより、発症する可能性を低くできることがあるので、毎日の歯磨きで予防しましょう。

▼歯磨きのタイミングについて詳しく知りたい方はこちら▼
>>歯磨きを行うべきタイミング3選!お口の健康を保つブラッシングの習慣とは

【歯周病の予防方法2】定期的に歯科医院でメンテナンス

歯周病の治療をしつつ、菌を少しでも減らすためには、歯科医院にて定期的なメンテナンスを受けましょう。

歯科医院で検査することで、磨き残しを発見できます。
また、歯科医院で専門的なクリーニングを受けることで、プラークコントロールを徹底できるのです。

歯周病以外のトラブルの予防・早期発見にも繋がるので、3ヶ月に1回を目安に歯科医院での定期健診を受けましょう。

【歯周病の予防方法3】糖尿病の予防

糖尿病は、歯周病を発症、悪化させるリスクがあります。また、歯周病を発症している場合は、治りにくくさせる可能性もあるのです。

糖尿病を予防するためには、生活習慣の改善が重要です。バランスの良い食事を摂ったり、適度に運動をしたりしましょう。

糖尿病の予防は、歯周病のリスクを減らせるだけでなく、健康的な生活を送る上でも重要です。

▼歯周病が引き起こす病気について知りたい方はこちら▼
>>歯周病が引き起こす全身疾患8選!予防するための3つの方法を紹介

【歯周病の予防方法4】禁煙

タバコを吸うことで歯茎の血流が悪くなり、歯周ポケットの中で、原因菌が繁殖しやすくなります。そのため、喫煙者は通常よりも歯周病にかかりやすく、治りにくいのです。

禁煙をすることで歯周病の予防に繋がりますし、うつさないで済みます。

【歯周病の予防方法5】ストレスを解消する

歯周病を予防するには、ストレス解消が重要です。体の免疫力が低下することで、細菌が感染しやすくなるためです。

睡眠不足が続いていたり、悩みごとがあったりすると、ストレスを抱えているサインといえます。休息を取る、趣味に没頭するなどして、ストレスを解消するように努めましょう。

【早期発見がカギ】歯周病の自覚症状4選

ここまで、歯周病のうつる原因やうつさないためにできることをお伝えしてきました。
もしかしたら、歯周病かもと不安になった方もいるかもしれません。

そこで、歯周病による3つの自覚症状をご紹介します。

  1. 歯茎からの出血
  2. 歯茎の腫れ
  3. 口臭が気になる
  4. 歯茎が下がる

このような症状があれば、一度検査してみることをおすすめします。

【歯周病の自覚症状1】歯茎からの出血

歯茎から出血している場合、歯周病にかかっている可能性があります。細菌に感染することで、炎症が起き、出血するのです。

歯磨きしたときや食事中に出血がある場合は、要注意です。

【歯周病の自覚症状2】歯茎の腫れ

歯茎が赤く腫れている場合にも、歯周病の可能性があります。

細菌に感染することで炎症がおき、赤く腫れます。健康な歯茎は引き締まったピンク色をしているので、赤黒い場合はお口にトラブルがある可能性が高いです。

歯周病が進行していたり、ほかの病気にかかっている可能性もあるので、歯科医院で治療を受けましょう。

▼歯茎の腫れについて詳しく知りたい方はこちら▼
>>【応急処置も】子どもの歯茎の腫れにはどうしたらいい?原因・対処法を徹底解説

【歯周病の自覚症状3】口臭が気になる

口臭が気になる場合にも、歯周病が原因の可能性があります。

歯茎の出血や、腫れ・炎症によって膿が出ることで、口臭がきつくなることがあるのです。口臭が気になっていて、すぐに改善しない場合は歯周病の可能性があるでしょう。

歯周病の治療をすすめることで、口臭も改善できる可能性があります。

【歯周病の自覚症状4】歯茎が下がる

歯周病の症状の1つとして、歯茎が下がることが挙げられます。

症状が進行すると、歯を支えている顎の骨が少しずつ溶かされます。結果、顎の骨を覆っている歯茎が下がりやすくなります。

歯周病の初期の状態では、1~2mm程度歯茎が下がります。根元から、歯の黄色い部分である象牙質が見えるのが特徴です。

症状が進むと歯茎が下がっていくため、早めに歯周病の治療を受けましょう。

▼歯茎が下がる原因について知りたい方はこちら▼
>>【加齢だけじゃない】歯茎が下がる原因8選!対策や治療方法を解説

歯周病について不安があれば、お気軽に歯科医院へ

歯周病はうつる病気です。ご自身だけでなく、周りの人にうつさないためにも対策・治療が大切です。

歯茎が腫れている・出血しているなどの歯周病の自覚症状が出ている場合は、すぐに歯科医院で治療を受けましょう。

その他の違和感や気になることなどあれば、お気軽に近くの歯科医院へご相談ください。

※コラムをご覧いただいた方からのご連絡が増えており、治療が必要な方のお電話が繋がりにくくなっています。

当院での治療を検討していない患者様による、ご質問だけのお電話はお控えください。

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